賞金総額520万円!アイデア設計コンペ2018

アイデア・設計コンペに多数の応募をいただきましてありがとうございました。
いただいた応募作品の審査会を下記のとおり実施いたしました。

【応募数】 
事前申し込み数   34名
そのうち応募総数   8作品

【審査会開催概要】
<日時> 2019年1月23日(水)
<場所> 日本大学理工学部会議室
<審査員>(敬称略)
宮里 直也 日本大学理工学部建築学科教授
一色 宏  未来創案 デザイナー
石川 新治 一般社団法人住まい文化研究会 主筆
荒井 宣貴 株式会社A-1建築事務所 代表取締役
荒井 一美 株式会社A-1PROJECT  代表取締役

アイデア設計コンペ2018審査会
アイデア設計コンペ2018審査会

審査結果

残念ながら今回の受賞作品はありません。
また、受賞には至りませんが審査員全員の意向で審査員特別賞を制定しました。
審査員特別賞  H.J様(千葉県/千葉工業大学)
※氏名はイニシャルで表記させていただきます。
※受賞されなかった作品の著作権は応募者のものですので掲載はいたしません。

【審査に臨んで】
今回のテーマは、『20代で建てるマイホーム』をコンセプトと考えた基準のもとで審査に臨みました。その観点から見てみると、常識にとらわれない学生らしい発想は見られ評価できる作品はありましたが、商品化できることで考えると、残念ながら、受賞までには至りませんでした。もっと「家」「住まう」ということを考えてプラン提案して欲しいと思いました。その中でも、「家」の成り立ちを改めて考えさせられた千葉県のH.Jの発想は興味深い挑戦でした。そのうえで、今回は審査員特別賞として選ばれました。また、応募いただいた学生さんたちのCG等の技術のレベルは、格段にアップしています。
今後も応募いただきました皆様方が研鑽を積んで、住宅業界で革新的な挑戦をされることを期待しております。
ライフスタイル&生活感&哲学のある「家」

【応募作品の講評】

『20代で建てる「夢じゃない!マイホーム」』S.S様(滋賀県/滋賀県立大学)
空間と形状を楽しむのが建築と考えて取り組んでいるように見える。住宅の企画商品化かとしては難しい。アトリエとしては面白い。階段の活かし方とか、寝室の解放感を、何かのコンセプトに活かして欲しかった。耐震を考えた場合、間仕切り、収納をよく活かしているところは好感できる。

『生活スタイルにあったカスタマイズ』K.M様(和歌山県/和歌山大学)
ユニットを増築していくコンセプトは良い。パーツの単純化が可能か。例1では、同時にダイニングも広がり、家族の拡大を感じさせる。ただ、例えば、水回りのアイデアや、デザインを追求して欲しかった。パーツを増やすことで、大きくできるというアイデアだけでとどまってしまっているところが残念。

『小さいけどずっと住みつきたい』K.T様(福岡県/北九州市立大学)
立地を含めて、新規性に感じられなかった。狭小住宅での単純な吹き抜けは要検討か。
ベッドの置き方には新しさを感じたが、導線等家族が住まうシーンを考えて欲しい。

『制作者のためのCLT住宅』K.N様(東京都/首都大学東京大学院)
20年前に出ている案である。ガレージの上の空間を活かした方法を考えた方がよい。住宅と車の一体性、まだまだ可能性があることを考えて欲しい。今話題のCLTを取り入れているところは素晴らしい。

『大地に暮らす、小さな住処』H.J様(千葉県/千葉工業大学)
土がよいかは別として、コンセプトを感じられる。家が浴室、キッチン、寝室があれば、成り立つことを教えてくれている。非日常感も感じさせるし、コンセプトを抜きにしたら、発想もよく、面白い。

『タンシンハウス』T.A様(岡山県)
実現性はあるが、家を開放することと、我が家の仕切りをもう少し考えたい。
弊社企画商品(未発表)のおうちカフェとピーナッツハウスの複合的な住宅である。今後質疑応答を重ねることで商品化は可能か。

『ガレージハウス』D.A様(神奈川県)
ガレージを実際に改修してみた方がよい。ポイントが絞り切れない感がある。キャンピングカーでいいのではとの意見も出た。単に寝室だけではなく、もっと広く発想を広げたら良いのでは。
究極の住宅は、“寝るところ”ということを感じさせられた作品である。

『コミュニティを創るマイホーム』H.Y様(千葉県)
新しいコンセプトのシェアハウスのあり方を考えさせる作品か。子供の教育環境を取り入れたところは今後の子供部屋のあり方を考えると注視したい。住宅から収入を得るという考え方は今後、真剣に考えるべきことだ。

【総評】

主催者株式会社A-1PROJECT 代表取締役 荒井一美
20代が建てる家をコンセプトとして考えた場合、商品化することを考えると大きな発見は見られなかった。全体的にCG等のレベルアップは感じたが、ライフスタイル、生活感そして哲学を感じさせられる家の提案が欲しかった。今後」応募者とのキャッチボールをすることで商品化の道が開けるかもしれないので希望者とは連携したい。
残念ながら、今回は審査員全員の全会一致で採用作品はなかったが、今後を期待し一作品に対し審査員特別賞を贈ることとした。
学生向けのコンペとしては開催時期を検討し、次回は時期を早めることとした。
又、主催者として、募集タイトルの設定の難しさを痛感し、次回の募集に対しては慎重に検討することとした。